大型巡視船あきつしまとは?天皇・皇后両陛下パラオ訪問であきつしまに宿泊します。 [ニュース]
天皇・皇后両陛下が4月にパラオ共和国を訪問されます。
特に激戦地のペリリュー島では、日本政府が設置した
「西太平洋戦没者の碑」と、
米軍の慰霊碑にも供花する予定です。
4月8日に羽田空港からチャーター機で出発。
パラオ国際空港へ。
パラオで、パラオ共和国、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国の
3ヶ国の大統領夫妻達と晩餐会の予定です。
問題は、パラオからペリリュー島までの移動でした。
これは、海上保安庁の大型ヘリ(ユーロコプター EC 225・標準で19座席を配置)を、
利用することになりました。
そのいきさつで、ヘリコプターを運ぶ海上保安庁の大型巡視船「あきつしま」が、
両陛下の宿泊先に選ばれたそうです。
写真はhttp://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/equip/より引用
パラオ島内での宿泊も検討されたそうですが、
パラオ国際空港まで距離があり、
日程的に窮屈だったのが理由だそうです。
船舶に宿泊されるのは、初めてのことです。
異例の決定だったようですね。
船長室に宿泊される予定だそうです。
あきつしまでは宿泊の為に、
大型ベットを入れたり(二人用のベットがない為)、
手すりを新たに設置したり(最大傾斜50度の階段があります)。
床は浸水防止用の仕切り板が剥きだしになっています。
両陛下が通られる恐れのある通路にはスロープを設置。
そうして両陛下をお迎えする準備をしたそうです。
客船では無いことが良くわかりますね。
大型巡視船「あきつしま」とは?
海上保安庁が保有する最大の巡視船です。
大型ヘリコプターを2機搭載します。
性能
あきつしま(PLH32)
総トン数:7,175トン
排水量:満載時で9,350トン
全長:150m
全幅:16.5m
吃水:7m
機関:ディーゼルエンジン2基
速力:25ノット(46km/h)
航続距離:20,000海里
乗員:110名+航空要員30名
兵装:40mm単装機銃×2基
:20mm機銃×2基
2013年11月28日竣工
昨年は小笠原諸島での紅珊瑚密漁事件の時、巡視にこの船を使ったそうです。
「あきつしま」竣工の理由
2009年に海賊対処法が成立。
任務を海上保安庁が追うことになる。
そのため、船を遠隔地に常時1隻派遣できるように、
大型巡視船を2隻体勢にする必要になった。
本船は、そのための2隻目に当ります。
(1隻目は、1992年4月に竣工した「しきしま」)
1隻目の「しきしま」は、プルトニュウム運搬船護衛用に作られました。
(現在はこの任務にはついていないようです)
そのため、航海の途中で寄港しなくても良いように、
長距離航行が出来る用に設計されています。
また、海賊船に襲撃されてミサイルやロケット砲で攻撃されても、
容易に沈まないように設計されているそうです。
「しきしま」には、軍用レーダー(OSP-14)も、搭載されています。
(もともとプルトニュウム運搬護衛艦として建造されたため)
ですが、「あきつしま」には、必要ないということで
軍用レーダーまでは、搭載されていません。
また、内部の構造も機密だそうです。
(テロの標的になった時の対策のため)
なるほど、両陛下がお泊まりになっても大丈夫なわけが解ります。
無事のご帰国を願います。m(__)m
追記(2015年4月9日)
両陛下、先ほど無事に日本に帰国されました。
ニュースで、アンガウル島(ペリリュー島の南、約10Kmの所にある島)
にも、深くお辞儀をしていたところが、印象的でした。
なにはともあれ、ご無事のご帰国で良かったです。m(__)m
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特に激戦地のペリリュー島では、日本政府が設置した
「西太平洋戦没者の碑」と、
米軍の慰霊碑にも供花する予定です。
4月8日に羽田空港からチャーター機で出発。
パラオ国際空港へ。
パラオで、パラオ共和国、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国の
3ヶ国の大統領夫妻達と晩餐会の予定です。
問題は、パラオからペリリュー島までの移動でした。
これは、海上保安庁の大型ヘリ(ユーロコプター EC 225・標準で19座席を配置)を、
利用することになりました。
そのいきさつで、ヘリコプターを運ぶ海上保安庁の大型巡視船「あきつしま」が、
両陛下の宿泊先に選ばれたそうです。
写真はhttp://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/equip/より引用
パラオ島内での宿泊も検討されたそうですが、
パラオ国際空港まで距離があり、
日程的に窮屈だったのが理由だそうです。
船舶に宿泊されるのは、初めてのことです。
異例の決定だったようですね。
船長室に宿泊される予定だそうです。
あきつしまでは宿泊の為に、
大型ベットを入れたり(二人用のベットがない為)、
手すりを新たに設置したり(最大傾斜50度の階段があります)。
床は浸水防止用の仕切り板が剥きだしになっています。
両陛下が通られる恐れのある通路にはスロープを設置。
そうして両陛下をお迎えする準備をしたそうです。
客船では無いことが良くわかりますね。
大型巡視船「あきつしま」とは?
海上保安庁が保有する最大の巡視船です。
大型ヘリコプターを2機搭載します。
性能
あきつしま(PLH32)
総トン数:7,175トン
排水量:満載時で9,350トン
全長:150m
全幅:16.5m
吃水:7m
機関:ディーゼルエンジン2基
速力:25ノット(46km/h)
航続距離:20,000海里
乗員:110名+航空要員30名
兵装:40mm単装機銃×2基
:20mm機銃×2基
2013年11月28日竣工
昨年は小笠原諸島での紅珊瑚密漁事件の時、巡視にこの船を使ったそうです。
「あきつしま」竣工の理由
2009年に海賊対処法が成立。
任務を海上保安庁が追うことになる。
そのため、船を遠隔地に常時1隻派遣できるように、
大型巡視船を2隻体勢にする必要になった。
本船は、そのための2隻目に当ります。
(1隻目は、1992年4月に竣工した「しきしま」)
1隻目の「しきしま」は、プルトニュウム運搬船護衛用に作られました。
(現在はこの任務にはついていないようです)
そのため、航海の途中で寄港しなくても良いように、
長距離航行が出来る用に設計されています。
また、海賊船に襲撃されてミサイルやロケット砲で攻撃されても、
容易に沈まないように設計されているそうです。
「しきしま」には、軍用レーダー(OSP-14)も、搭載されています。
(もともとプルトニュウム運搬護衛艦として建造されたため)
ですが、「あきつしま」には、必要ないということで
軍用レーダーまでは、搭載されていません。
また、内部の構造も機密だそうです。
(テロの標的になった時の対策のため)
なるほど、両陛下がお泊まりになっても大丈夫なわけが解ります。
無事のご帰国を願います。m(__)m
追記(2015年4月9日)
両陛下、先ほど無事に日本に帰国されました。
ニュースで、アンガウル島(ペリリュー島の南、約10Kmの所にある島)
にも、深くお辞儀をしていたところが、印象的でした。
なにはともあれ、ご無事のご帰国で良かったです。m(__)m
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