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レッドブル・エアレース 千葉市の幕張海岸で日本初開催!空のF1とはどの様なレース? [地域情報]

5月16日・17日に日本で初めて「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」が開催されます。
(Red Bull Air Race World Championship)


*追記:レース結果を次のブログに掲載しました。
よろしければ、合わせてご覧下さい。m(__)m


千葉県千葉市美浜区の幕張海浜公園にて開催。
どの様なレースなのでしょうか?
前々から気になっていましたので調べてみました。(^o^)

*空のF1と呼ばれています。
レッドブル・エアレースですが、余りなじみがないですね。

レッドブル・エアレース.jpg
http://www.chibanippo.co.jp/news/local/227395より引用


軽飛行機を使いアクロバット飛行をしながら、
高さ25mのパイロンと呼ばれる、コースの目印を
通過しながら技とスピードを競うレースです。

最高時速370km、最大負荷10Gがかかります。
空のF1レースといわれるゆえんです。

レースそのものは2003年にオーストラリアで開催。
世界選手権としてスタートしたのは2005年から。
今では、国際航空連盟公認のレースになっています。

2015年は7ヶ国8都市で開催されています。
今年で、10回目の開催となります。
途中開催を中止していた期間が3年間ありました。
10回目ですので、歴史的にはまだ浅いですね。


2009年からはアジア人初の選手として、室屋義秀さんがエントリーしています。
今年も参戦しています。
今回は日本開催ですので、いつも以上に燃えているそうですよ!(^o^)

*使用機体とエンジン
専用の機体を使用します。
現在使用している機体は3種類
「EDGE 540」
「MXS-R」
「CORVUS RACER 540」
主翼にカーボンファイバーを使用。
また対称翼を採用。(*注)
極限まで軽量化がされている機体ですが、
10Gまで耐えることが出来ます。

2014年からは、各チーム同じエンジンと同じプロペラを使用します。
そのため、各チームは機体の改造とパイロットのスキル向上に力を注いでいます。(*注2)

各チーム同じエンジンとプロペラですので、接戦が想像出来ます。
レース面白くなりそうですね。

*注2:
2014年から、ライカミング・エンジンズの「Thunderbolt AEIO-540-EXP」とHartzell製の3枚プロペラの使用が義務づけられました。


室屋義秀さんが操縦する機体も最新の機体です。
EDGE540_Ver3.5を採用。
最新型の機体ですが、完成がぎりぎりになり微調整とテスト飛行が間に合っていないそうです。
まあ、無理矢理にでも間に合わせると思いますが...(^^ゞ

ベースの飛行機の費用は5000万円で、改造費がさらに5000万円かかるそうです。

せっかくの日本開催ですので、表彰台に立って欲しいです。m(__)m

関連記事:室屋義秀さん。レッドブル・エアレースに出場する日本人パイロットです。どの様な人でしょうか?

*注:対称翼とは?
主翼の一種で、表面と裏面の面形状が同一のものを指します。
専門用語のページでは、キャンバーがゼロ、上反角あるいは下反角もゼロの翼と在りました。

なんでも、裏返しても表と同じ空力特性を持つため、背面飛行においても通常飛行と同じ揚力が得られるそうです。
その代わり、一般的な翼に比べて抗力が大きくなります。

逆さでも揚力が得られますが、
揚力そのものが得られにくいとゆうことですね。

また、ロールの安定性が悪く、横滑りがしやすいそうです。
そのため、背面飛行や横滑りを多用する曲技専用機の翼といわれています。

この翼と強力なエンジンのお陰で、最新の戦闘機でも不可能な
高速での垂直上昇と下降が可能とされています。

*レースの概要
「トレーニング」「予選」「ラウンドオブ14」「ラウンドオブ8」「ファイナル4」の5つによって構成されている

本選前日に、トレーニングと予選を開催。
予選のタイムで明日の本選の出場順位が決まります。

ラウンドオブ14:
レース当日の初戦。
1対1のヒート制で各ヒートの勝者7人と、
敗者の内一番スピードが速かった一人の計8人を選出。
次のレースへ。

ラウンドオブ8:
ヒート制の1対1で対戦。
ここで、勝者4人が「ファイナル4」へ、
敗者の4名で5位~8位が決定する。

ファイナル4:
上位4名がタイムアタックを行い、1位~4位の順位が決まります。

ここで、順位にあったポイントが与えられます。
ちなみに2014年度のポイントは以下のとおりでした。

1位:12ポイント
2位:9ポイント
3位:7ポイント
4位:5ポイント
5位:4ポイント
6位:3ポイント
7位:2ポイント
8位:1ポイント
9位~14 位:0 ポイント

年度によってポイントは変わるそうです。


*レーストラック
空気で膨らませた、高さ25mあるパイロン(=エアーゲート)を海上または陸地に設置します。
今回は幕張海岸ですので、海上に設置ですね。
1周5Kmのコースを2周して、タイムを競います。

トラック上には、ナイフエッジという機体を90度にひねりながらすり抜ける難所もあります。機体の角度(許容角度)と機体を向ける方向も決まっているそうです。

レッドブル レースコースイメージ図.jpg
http://thepage.jp/detail/20150205-00000004-wordleaf?page=2より引用

*ゲートの色
パイロンには色が塗ってあり、意味があります。
青色のゲートは、翼を水平にして通過します。
赤色のゲートは、翼を90度ひねり垂直にして通過します。

*ペナルティーと失格
ただ単に早いというだけではなく、厳格なルールが在ります。
主なルールは次の通です。

以下詳しいルールがWeb上に在りましたので一部引用します。
ここより引用

・パイロンへの接触は2秒ペナルティー。3回接触した時点で失格
・飛行速度が時速370km(200ノット)を超えた場合、
 - 時速372km(200.99ノット)まではセーフ
 - 時速372~374km(201~201.99ノット)までは1秒のペナルィー
 - 時速374km(202ノット)を超えた場合は失格
 ※当初は200ノットだったが、最高速度で進入する際、風向きなど些細なきっかけで速度が瞬時に変わって失格になるケースが多発したため、2014年の7月にルールが変更され幅を持たせた
・重力加速度が10Gを超えた場合は失格
・飛行中にスモークがたかれていない場合は、人為的、技術的エラーに関わらず1秒のペナルティー
・パイロンの上空を飛行した場合は2秒のペナルティー

引用ここまで。
http://thepage.jp/detail/20150205-00000004-wordleafより引用しました。m(__)m

結構細かい規定があります。
これを全てクリアしないといけないのですね。
専属のパイロットでないとクリア出来ませんね。( ・_・;)


*千葉市で初開催される背景
レッドブル・エアレースですが、今まで世界の都市で開催されてきました。
(NY、ロンドン、サンフランシスコ、イスタンブール、ブダペスト、リオ・デジャネイロ、バルセロナ、ベルリン)
日本開催は、主催者側でも悲願だったそうです。
レッドブル・エアレース側から千葉市に開催希望の打診をしました。
理由は、真っ直ぐな人口の砂浜があること。
音楽イベントや花火大会などのイベント運営実績が在る為でした。

打診された千葉市は全面協力をすることを約束しました。
なんでも、1912年に日本で初めて民間飛行場が設営されたのが、千葉市の稲毛海岸でした。
民間航空発祥の地として知られており、飛行機と縁があるからだそうです。

大会名誉会長に熊谷俊人・千葉市長が就任しています。
(2015年現在)
千葉市を上げて応援していることが分かります。

2日間で10万人を見込んでいるそうですね。

開催が楽しみです。


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関連記事:室屋義秀さん。レッドブル・エアレースに出場する日本人パイロットです。どの様な人でしょうか? レース結果を追記しました。
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