相棒 劇場版Ⅲ「巨大密室!特命係絶海の孤島へ!」地上波初放送を観ました。感想です。

日曜洋画劇場枠で地上波初放送！
相棒 劇場版Ⅲ「巨大密室!特命係絶海の孤島へ!」をしていました。
観ましたので感想を書きます。
よろしければお付き合い下さい。m(__)m


http://www.toei.co.jp/release/movie/1203573_979.htmlより引用

＊あらすじ
東京から南へ約300kmの位置にある鳳凰島。
そこには、民兵を名乗る私設軍隊が存在していました。
この島は個人（若狭社長）の持ち物で、
軍事訓練をする施設となっていました。

その島で、訓練中の民兵の一人が事故死しました。
死因は馬に蹴られたことでした。

最初、事故死とゆうことで処理されようとしたが、
特命係に捜査の声がかかります。

表向きは、事故死の調査だが、
裏ではある極秘捜査を依頼されていました。

その極秘捜査とは？
鳳凰島で噂が流れていた、
「非合法兵器の開発」
を調査すること。

特命係にその噂の真実を確認させようとしたのだ。
その指令を出したのは次長だった。

渋々ながら鳳凰島に向かった杉下と甲斐。
島に着いてそうそう捜査を開始する。

当然のことながら島の住人（民兵）からは、
疎んじられる。
それでも、お構いなしにいつもの調子で捜査を進める。

事故死か？それとも殺人か？
そして噂の非合法兵器は本当にあるのか？
はたして二人は真相にたどり着けるのか？

あらすじはこんな感じです。

＊映画の感想です。

成宮君の甲斐享、良い味出していました。

いわゆる「くさい芝居」をしていたのですが、
右京さんに対抗するのなら、
これくらいくさくて丁度いいと思います。
成宮君も分かってやっていると思いました。

二人の息、ぴったりですね。
いつものように、右京さんがねちっこい
嫌らしい捜査をします。

その、ねちっこい捜査を承知の上で、
享君が現地の案内人(釈由美子）に、

「考え事をしているんだと思います。いつもあの調子なんですよ。すみませんね～」

といったことを言います。
そう言いつつ、本人（＝享）も、全く気にしていない所が、
観ていて呆れると同時に、ニヤニヤしてしまいました。

若狭社長（宅麻伸）と初めて右京さんが面談した時も、
若狭社長を尻目に、壁の写真やステッキに目をやりこれは誰ですか？
などと、とぼけた質問を神室（伊原剛志）にしています。

その行為を享君が諭すのですが、
この二人のやりとり芝居かかっていて面白かったです。(^_^)

この辺りの演技の間合いが本当にぴったりだと思いました。
つくづく、3期で成宮君の本編登場が終了したのが惜しいですね。


＊ここから少しだけネタバレです。

非合法兵器はあったのか？
はい、ありました。
（そうじゃないと映画、面白くないですよね？(^^ゞ）

非合法兵器は自衛隊から持ち出された「炭疽菌」でした。
犯人が、国を守るために炭疽菌を培養した。
と劇の最後に話しています。

この会話は、東京拘置所に犯人に面会に来た、
杉下と甲斐の会話の時に出た言葉でした。

それに対して享君が、
「非合法な事でも、守る為ならしても良いのですか？」
と問いかけます。

犯人は、
「もしやられたら（＝侵略戦争を受けたら）、
お友達(＊注）が代わりに助けてくれるとでも思っているのか？
そんなことは無い。
自分の身は自分で守るべきだ。
なので、対抗手段を持つのは当たり前だ！」
と答えました。

この時の甲斐君の神妙な顔つきは、
我々は、ダークナイトの一件を知っていますから何とも奇妙な感じでした。

犯人の気持ち、享君が一番理解出来たのでは無いでしょうか？
皮肉ですね。 ( ゜A゜；)

（＊注：お友達＝USA Armyの事だと思いますが、はっきりとは言いませんでした）

ところで、ストーリーですが、
少し大味な感じがします。

登場人物の掘り下げがたりないように思います。
民兵のメンバーも曰わくありげな設定だったので、
もっとエピソードあっても良かったと思います。

そして炭疽菌が盗まれた件はいただけません。
劇中でも入手経路ぼかしていました。

殺人事件も1件しか起こっていませんしね。
（スミマセンm(__)m
この発想は、サスペンスドラマの見過ぎですね）

大味がするのですが、
映画の最初の方で、
事件解決の為の前振りをちゃんとしている所もあり、
最後まで飽きずに観る事が出来ました。m(__)m

相棒　劇場版Ⅳが楽しみです。
（気が早くてスミマセン(^^ゞ）

追伸：密林のなかでモーニングティーを飲む右京さんを観て、
ティーカップ持ち込みですか！と突っ込みを入れました。(^▽^)


スポンサード リンク

タグ：相棒 劇場版Ⅲ